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業務委託のトラブルで個人事業主が注意することは?事例ごとに解説!【体験談】

!個人事業主は注意!業務委託トラブル事例を解説【体験談】
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コアラ
コアラ

最近業務委託契約で働く個人事業主が増えているけど、ノーリスクなの?

キツネ
キツネ

セラピストの業務委託契約で起こるトラブルの事例はどんなことがあるの?

近年業務委託で働く人が増えてきていますが、こんな疑問を持つことはありませんか?

業務委託のメリットとデメリットは以下の通りです。

業務委託のメリット

  • ライフスタイルに合わせてシフトが組める
  • 自分の頑張りしだいで収入がUPする
  • 急なシフト変更も対応してもらえることが多い

業務委託のデメリット

  • 個人事業主扱いとなるため、自分で確定申告をしなければならない
  • 契約内容をしっかり把握しておかないと、トラブルの原因となる
  • 契約内容の解釈の違いでトラブルが起こることがよくある

業務委託では、きちんと知っておかなかれば、後から大きなトラブルに繋がることが沢山あります。

業務委託で働いているセラピストの方は、今ご自身がおかれている状況がトラブルが起こるきっかけになっていてないか、ぜひ確認してみて下さい。

この記事でわかること
  1. 個人事業主が業務委託のトラブルを回避するために注意すべきこと4選
  2. 実際に体験した業務委託のセラピストのトラブル事例4選
  3. まとめ

 

個人事業主が業務委託のトラブルを回避するに注意するべきこと4選

業務委託で働いていると、大なり小なりトラブルは起こる可能性が高いです。

トラブルを未然に防ぐためには、以下の4つは普段から気を付けましょう。

  1. 疑問に思ったことや困った時は必ず上司・社長に相談すること
  2. 職場以内で会社やスタッフの悪口を言わない様にすること
  3. 出来るだけ職場以内のコミュニケーションはしっかりとること
  4. 契約内容が新たに追加、変更されていないか確認すること

業務委託のトラブルを防ぐためには、職場のスタッフや社長、オーナーとしっかりとコミュニケーションをとり、信頼関係を築いていくことが大切です。

お互いに気持ちよく仕事ができる環境を作っていきましょう♪

 

疑問に思ったことや判断に困ったときは必ず上司・社長に相談をすること

  • 働いていて対処に困ったことはありませんか?
  • どうして私にこの仕事を振られたんだろうと疑問に思うことはありませんか?

どんなに些細なことでも、頻度が増えればだんだんその仕事が嫌になります。

もしあなたがお仕事で納得できないことや、困ったことがあるときは、先輩や上司、社長に相談をしましょう。

業務委託契約では、契約内容に書かれていないお仕事は基本的にする必要はありません。

もし契約外のことを頼まれたときは、その仕事を引き受ける条件を交渉してみましょう。

交渉例

  • 契約外の仕事をする代わりに歩合給を上げてもらう
  • 自分に振られる雑用を減らしてもらう  etc…

業務委託契約は、個人事業主(あなた)とサロン側(オーナーや社長)は対等な立場です。

もし納得がいかないことがあれば、我慢せずにきちんとお話しましょう!

あなたが何でも言うことを聞く便利屋になる必要はありませんよ!

※契約外の仕事を頼まれたとき、「この仕事は契約とは関係ないなのでやりたくないです」なんて言ってしまうと、とても印象が悪くなります。

あくまで自然に話題をふるようにしましょう。

 

職場内で会社やスタッフの悪口は言わない様にすること

仕事で嫌なことがあったときや、ムカつくことがあったときは誰でも愚痴を言いたくなりますが、あまり職場では言わない様にしましょう。

本当に信用のおけるスタッフであれば大丈夫だと思いますが、愚痴や悪口の内容を上司や社長に告げ口をするようなスタッフもいます。

愚痴や悪口の内容が曲解して広がった場合、あらぬ疑いをかけられる恐れがあります。

私が体験したこと

  • 控室に盗聴器が仕掛けられており、愚痴や悪口の内容がオーナーに筒抜けだった為、オーナーに呼び出され、厳重注意を受けた
  • スタッフの一人が愚痴の一部を誇張して上司に話したため、誤解を解くのが大変だった

職場内で絶対に愚痴や悪口を言うな!というわけではありませんが、愚痴や悪口を言うときは場所、相手を選ばないと後々大変なことになるかもしれません。

注意しましょう!

 

できるだけ職場内のコミュニケーションはしっかりとること

職場以内でトラブルを回避するためには、しっかりコミュニケーションとることです。

  • スタッフ同士の仲が良くない
  • 嫌なスタッフや苦手なスタッフがいると etc…

こんな環境は間違いなく働きづらいです。

嫌いな人や苦手な人と無理して雑談をする必要はありませんが、連絡事項やお仕事の引継ぎ業務など、仕事に関わることの情報共有はしておきましょう。

「○○さんと話したくないから別のスタッフに任せよう」「いつも○○さんがやってくれるし…」と他人をあてにしていると必ず自分が困る場面が出てきます。

最低限のコミュニケーションはとりましょう。

 

契約内容が新たに追加・変更されていないか確認すること

業務委託契約は基本的に半年~1年ごとに自動更新されますが、まれに契約内容が変わっている場合があります。

契約内容が追加されたり、変更されるときは必ず事前に上司からお話がありますが、ごく稀に、変更されても連絡がこない場合があります。

私が体験したこと

  • 業務委託契約で働いているセラピスト全員の契約内容が違い、お仕事の割り振りのときに意見の食い違いがあり、よくもめた
  • 契約内容が勝手に変更されており、最低保証が減額されていた(変更の知らせがなかった)

→社長にセラピスト全員が同じ内容の業務委託契約書を作成してもらった

滅多にないかもしれませんが、契約更新月に一応契約内容の変更がないかどうかを確認すると良いと思います。

 

実際に体験した業務委託のセラピストのトラブル事例4選

業務委託契約とは会社と個人で対等の立場で契約を結ぶため、お互い契約内容に合意することで締結されるものです。

契約内容は会社側から提示されることが多いのですが、契約内容で納得できないものがある場合は会社と話し合って内容を変更したり、条件を緩めたりすることもできます。

しかし、お互いが契約内容を理解し守らないとトラブルの原因となります。

以下は私が業務委託契約で働いていて起きたトラブルです。

  1. 契約内容と異なる待遇を受けた
  2. 身に覚えのないことでお金の請求をされた
  3. パワハラを受けた
  4. サロンの都合でクビになったスタッフが多数いる

私が働いていたサロンがかなりブラックだっただけかもしれませんが、業務委託契約で働いている以上、誰でも起こりうることです、

業務委託契約で働くときは、注意しましょう。

 

契約内容と異なる待遇を受けた

業務委託契約で働いていると、以下の2つはよく起こります。

  1. 契約内容と違うんじゃないの?と思うことがある
  2. あきらかに契約内容とは違う仕事を振られることがよくある

契約と異なる待遇は、自分の許容範囲内でないと、少しずつストレスが溜まってきて、大きなトラブルが起こる原因となります。

契約外の仕事は無理に行う必要はありません。

やむを得ず振られたときは、自分の負担が大きくなりすぎない程度にとどめて引き受けましょう。

私が体験したこと

  • 面接の時に「チラシ配りは強制じゃないですよ」と言われ、業務委託契約書にも同様の記載があったが、チラシ配りは半強制で、やらなかったら社長に密告された
  • 「店舗で使う備品はサロン側が負担する」と業務委託契約書に記載があったが、個人負担が課せられるものがたくさんあった

 

身に覚えのないことでお金を請求された

業務委託契約では、委託料を自分で計算してサロン側に請求するのが基本です。

滅多にないかもしれませんが、自分で計算した委託料がサロン側が計算した委託料よりも多かった場合、返金を求められることがあります。

私が体験したこと

  • サロンを辞める時にオーナーから「今まで払ってきた委託料が規定よりも多かったので、差額分を金額を返金しなさい」と言われた。

→身に覚えがなかったため拒否したら、横領だと言われ、スタッフルームによく分からない書面が張り出された。

原因

  1. 委託料は全て店長が計算しており、計算の詳細を知らなった(私も確認していなかった)
  2. 店長が出した請求額と計算が合わない月があるのに、サロン側が放置していた(気づいていないかった?)

委託料の計算の方法が難しかった。

サロン側が委託料の計算のときに、歩合が変動する月があったことを知らずに計算していたので、計算が合わない月がいくつかあった

調査の結果

  • サロン側で計算ミスがあった
  • 私が委託料の請求に関与していないことが証明された(サロン側が店長が委託請求をしていることを知らなかった)

→多いと言っていた委託料の返金はしなくて済んだが、サロン側から謝罪は受けていない

私が働いていたサロンでは、委託料の計算は店長がしていた為、計算の詳細は店長しか知らなかったため起きたことです。

私もきちんと確認しておけば、おそらくこんなことにはなっていませんでした。

「今まで支払ってきた金額が違うから多く払っていた分を返金して下さい」なんていきなり言われると思っていなかったので、びっくりしますよね(>_<)

私も店長も責任追及されませんでしたが、サロン側から謝罪はありませんでした。

滅多に起こらないと思いますが、きちんとした請求額を提示しているにも関わらず、サロン側の計算ミスで「多く払っていた金額分を返金しろ」と言われるケースがあります。

最悪の事態にならないために、自分の委託料の請求額の詳細な計算法は各自しっかりと理解しておきましょう!

 

パワハラを受けた

本来、業務委託では会社と個人の関係は対等なのですが、あくまでも仕事を変わりに請け負っている立場なのでどうして下に見られがちになります。

  • 契約外の仕事でも拒否をすると仕事をクビにされる
  • 急に残業を任される etc…

こんなことはよくあります。

私が働いていたサロンではパワハラが原因で辞めたセラピストが何人もいます。

正直なところ、職場のスタッフ同士でお互いに譲歩し合える関係でないと、ずっと業務委託で働くことは厳しいと思います。

私が働いたサロンで起こっていたパワハラ

  • オーナーが自分が好きなセラピストのみ贔屓をする
  • 新人セラピストにほとんど雑用を押し付ける
  • 何か問題があっても、上司が関わろうとしない為、状況が悪化した

業務委託は労働基準法の適用外なので、もしパワハラがあったとしても受け入れざるおえないという状況になる場合がほとんどです。

パワハラを受けた場合、話し合いで解決しないようなら、速やかに辞めれるように動いた方が安全です。

戦ってもあまり良いことはありません。

 

サロンの都合でクビになったスタッフが多数いる

業務委託ではオーナーと個人の信頼関係がとても大切です。

滅多にないことかもしれませんが、私が働いていたサロンでは社長と意見が合わない業務委託のセラピストがクビにされました。

クビにされた理由

  • 社長やサロンの方針に懐疑的だったこと
  • 契約内容の解釈の違いがあったこと

きちんとお互いに話し合っての結果、契約終了になるのであればまだ納得できます。

この件は何も予告なしに、オーナーが一方的にあなたは信用できないから契約を打ち切ります」といきなり告げられたため、大きなトラブルとなりました。

後から知ったことですが、このサロンでは、こういったことは過去何度もあったようです。

もしあなたが働いているサロンで、クビになるセラピストが多ければ気を付けて下さい!

 

まとめ

いかがでしたか?

今回は私が業務委託で働いていて実際に起こったトラブル事例をご紹介いたしました。

業務委託契約を結ぶと個人事業主扱いとなるため、何かトラブルが起こったときに法的に訴えることは難しいです。

業務委託で働く場合はトラブルが起こらない様に気を付けていくとが大切です。

トラブルのほとんどは些細な出来事から少しずつ大きなトラブルになっていくことが多いです。

今業務委託で働いている人も、これから業務委託で働く人も職場でのトラブルは十分に気を付けて下さいね。

それでは 業務委託のトラブルで個人事業主が注意することは?事例ごとに解説!【体験談】をお届けいたしました。