セラピストは人の入れ替わりが激しいって本当?
セラピストは人気職なのになんで人手不足なの?
こんな疑問をもったことはありませんか?
リラクゼーション業界は人の入れ替わりが激しく、大体のセラピストは1・2年で辞めることが多いのです。
興味がある、人を癒すお仕事がしてみたい、といざリラクゼーション業界に飛び込んでみたものの、長くセラピストを続けている方はわずかです。
リラクゼーションサロンの需要は高く、お店もどんどん増えていますが、セラピストは常に人手不足の状態が続いているのはなぜでしょうか?
この記事ではセラピストが辞める理由も合わせてご紹介していきます。
- セラピストが人手不足な理由
- セラピストが辞める原因
- まとめ
セラピストが人手不足なのはどうして?
あなたはセラピストが人手不足なのはなぜだと思いますか?
リラクゼーションの需要はどんどん拡大しており、低価格で高いレベルの施術が受けられるお店も増えているなかで、なぜセラピストは足らないのか…。
セラピストの人手不足問題の原因は以下の2つが考えられます。
- リラクゼーションサロンが増えているがセラピストは少ない
- セラピストになってもすぐに辞める人が多い
どんどん新しいリラクゼーションサロンは増えていますが、同時に長く働けるセラピストが増えているわけではありません。
- リラクゼーション業界にあこがれを持ってセラピストになったのに、理想の働き方と違う
- 個人で開業した方が儲かるのでは?
- 思った以上にブラックな労働環境で安心して働けない etc…
このようなことがよくあるので、セラピストはすぐに辞めてしまうことも多いです。
お店がどんどん増えているのに、セラピストが長く働けるような労働環境が整わないこともあり、セラピストの人手不足はなかなか解消されない問題となっています。
リラクゼーションサロンが急速に増えているがセラピストは増えていない
セラピストの人手不足問題の大きな原因は、急速にリラクゼーションサロンは増えているが、同じようにセラピストが増えてきていないことです。
サロンの規模とそこで働くセラピストの人数が合っていないことも一つの要因だと思います。
4年ほどサロンで働いてみて思ったことですが、セラピストは1・2年ほど働いたら辞めるor開業する方が多い様に感じます。
- 思った以上にブラックな環境だから辞めたい
- 会社の下で働くよりも自分で開業した方が自由に働けるし、稼げるのでは? etc…
会社で働くよりも個人で開業した方が稼げるし自由に働ける!というのはよく聞きます。
上手くいったら支店を持ちたい、自分がオーナーになろうと思っている方はとても多いです。
セラピストが長く働き続けられる環境が整っていないところが多いので、お店ばかり増えて、人手不足が続いているのではないでしょうか。
思った以上にキツイお仕事だから辞めるセラピストが多い
セラピストは体力的にも精神的にもキツイお仕事なので、本当に離職率が高いです。
どうしても「専門職」が強い職業なだけに、単純に合わなければ人は辞めます!
- 施術をするときに体が痛い
- 思った以上にセラピストの仕事がキツイ
- 人間関係が複雑 etc…
こんなことは本当によくあります。
理想と現実の大きすぎるギャップに辞めてしまう方が多いのです。
それ以外にも、結婚や出産など生活に変化があると、労働条件が合わなくなるので辞める人が多いです。
私が働いてきて思うことは、セラピストは個人なら長く続けられると思いますが、雇われて働くには長続きしにくいなと思います。
セラピストを辞める原因は?
あなたはセラピストを辞めたいと思ったことはありますか?
私は何度も辞めたいと思ったことがありますし、実際にセラピストを辞める人は、下記が理由で辞める人が多い様に感じます。
- こんなに働いているのに収入が低い
- こんなに頑張っているのに思うような成果が出せない
- 面接時には○○はしなくていいと言われたのに、本当はやらないといけないことだった
- 業務委託契約で入ったのに希望通りにお休みが取れない
- 最低保証の条件が厳しい etc…
私はセラピストを4年ほどして思ったことは、業務委託でもアルバイトでも、雇われている以上、本当に自分が働きたいように働くのは難しいなと思います。
「思っていたことと違う」ことが次々に出てきたときに「セラピストは辞めよう」「ここで働くのは辞めて個人で開業しよう」と思い辞めていくのだと思います。
収入に波があり不安定だから
セラピストは、他業種と比べると収入に波がありとても不安定です。(業務形態によります)
正社員や契約社員であれば、一定の収入はありますが、何かしら役職手当が付かないとお給料は高くありません。
今は業務委託契約で働いているセラピストが圧倒的に多い為、本当に稼げる人はごくわずかです。
- 週2休み、1日8時間勤務でも、お客様が少なければ時給換算すると最低賃金を下回る
- 収入は繁忙期と閑散期で差が激しく、不安定になりがち
上記のようなことは本当によくあります。
目標をしっかりと持って着実に指名のお客様を付けていかなければ、安定した収入を得ることは難しいです。
※立地条件がよく、新規・リピートのお客様の回転率が良ければそこまで「指名」に固執しなくても稼げます!
よっぽど施術が下手で逆指名をもらわなければ(笑)
セラピストも稼がなければ生活していくことができないので、現在では副業でやっている人も多いです。
体力的にきついから
セラピストは思った以上に体力仕事です。
施術がきついのは言うまでもありませんが、長時間勤務が当たり前なサロンが多いです。
セラピストを本職にしている人は、最低保証が貰えるラインで働いている人が圧倒的に多いです。
最低保証を付けるための条件例
- 出勤日数や1日の稼働時間
- やらなければいけない仕事が増える
- 希望休は最低○日しか取れない etc…
なかなか休みが取れず、施術以外にもやらなければならない仕事が沢山ある、他のセラピストとのシフトの調整が大変……。
こんなことが続くと、体力的にも精神的にも疲労してしまいます。
体に不調が出てセラピストを辞める人は本当に多いです。
やらなければならない仕事が多いから
セラピストはやらなければならないお仕事が多いです。
多くのセラピストは、サロン業務全般を任せられます。
- シフトの調整
- 備品の在庫管理
- 店内の清掃
- お客様からのクレーム対応
- 売上管理 etc…
1人のセラピストが全てを担うわけではありませんが、そこのサロンで長く働いている人や、勤務日数が多い人に振られる傾向が高いです。
平等に仕事を振れば解決するかもしれませんが、どうしても仕事が出来る人に任せてしまって仕事量が偏ることの方が多いです。
スタッフ間でトラブルが合ったり、意見が合わなかったりすれば、おのずと平等に仕事を振ること自体が難しくなります。
どうして私がこんな仕事振られるの?この人はたいして仕事してないくせに……。
こんな風に思うようになると職場への不満につながり、セラピストを辞める人も増えてきます。
お休みや出勤時間などシフトの融通が利きづらいから
少人数のセラピストでサロンを運営している場合、お休みや時間の融通が利きづらいことがよくあります。
- 急に体調が悪くなって休みたい
- 急遽予定が入ってしまった
業務委託契約だったとしても、少人数で運営していれば確実にシフトの融通は利きづらいです。
シフトを変わってもらえたらいいですが、急なシフト変更は出来ないことが多いです。
私が経験したこと
- 早番1人・遅番1人の勤務の日に早番の方が熱が出てしまって仕事に来れなくなった
→連絡がきた時点で開店時間までの出勤が間に合わないので、開店準備だけ早番の方にしてもらって、私は急遽早めに出勤して対応した
- 早番1人・遅番1人の勤務の日に早番の方が寝坊して、開店時間が1時間半遅くなってしまった。
→たまたまお客様の予約がなかったから大丈夫だったが、もし予約が入っていたら………。
1日1人で回しているサロンだと休むこと自体が難しいこともあります。
※体調不良、急に予定が入ったときなど、必ず休めるわけではありません。
※シフトの変更がよくあるサロンでは、カバーするセラピストの負担が大きくなるので、人間関係が悪くなる可能性があります。
結婚や出産などの生活の変化に影響を受けやすいから
整骨院や接骨院など、治療を目的としたものは男性が多い様に感じますが、リラクゼーションサロンやエステサロンで働いているのは、ほとんどが女性セラピストです。
女性は結婚や出産など、ライフステージの変化があると1度仕事を辞める人が多いです。
ほとんどのセラピストは雇われて働いています。
- 妊娠したから長期間お休みをもらう
- 急に体調が悪くなったから休みたい etc…
妊娠や出産を控えていても、人手が足らなければ働かないといけません。
産休や育休が取れるのは「人手が足りているサロンに限る」が、今の現状だと思います。
私が働いていたサロンであったこと
- 産休や育休があります!と求人には掲載されているのに、お休みをもらえなかったセラピストがいる
- 妊娠して出産間近のセラピストが会社の指示で働かされていた
まとめ
いかがでしたか?
セラピストは1年を通して人手不足だと個人的には思っています。
人が入るたびに必ず誰か辞めていくので、人手不足な状態が当たり前になっているのではないでしょうか?
せっかくセラピストになろう!と思ってなったのに、会社や働き方が原因で辞めるのは本当にきついなと思います。
セラピストになろう!と思っている方・転職先に考えている方は以下2つはしっかり考えてみて下さい。
- サロンが提示する働き方と自分の働き方が合っているのか
- このサロンに入ることで自分が成長することが出来るのか
もしも条件にあてはまるものがなければ、いっそ開業するのもアリです!
セラピストの人手不足問題が早く解決しますように……。
それでは セラピストは人手不足?辞める原因を徹底解説! をお届けいたしました。