セラピストに転職したいけど、お仕事の内容がわからないし、不安だなぁ…
セラピストの仕事は興味があるけど未経験だし、よくキツイって聞くけど働いている人の本音はどうだなんだろう?自分に出来るかな?
初めて転職する時は不安はたくさん出てきますよね?
私は現在セラピストとして4年ほど働いていますが、転職に踏みだしたときはかなり不安でいっぱいでした。
実際にサロンに行ってみたり、お仕事の内容やセラピストの本音などを検索したりして、自分が納得いくまで調べつくして転職したのですが、働いてみると思っていた以上に未経験者だとキツイお仕事でした。
この記事では自分の経験をもとに、以下をご紹介します。
- セラピストに転職してキツイと思ったこと5選
- セラピストのお仕事の内容
- 未経験者のセラピストの本音
セラピストに転職してキツイと思ったこと5選
セラピストになったばかりの頃は人によってそれぞれですが、少なからず悩むことはあります。
自分の希望の働き方ではなかったり、思った以上に大変なことがあったりと、不都合なことはセラピストになったあとに知ることが多いです。
大体のセラピストは理想と違ったり、大変だと感じたらすぐに辞めてしまう人も多い為、
今から紹介する5つのことはしっかりと頭に入れておきましょう!
いきなり稼げるわけではない
まずこれは一番大事なことです!
ちょっとしたお小遣を稼ぐことが目的だったり、稼げるかどうかよりもやってみたいから、ということであれば特に問題はないかと思います。
しかし、しっかりまとまった金額を稼ごう!と思っている人はいきなり大金を稼ぐことはできないと心得ておきましょう。
セラピストの年収は200万~300万が平均ですが、あくまで個人的な感覚ですが、週休2日8時間勤務をして200万~250万いけば良い方だと思います。
なぜならリラクゼーションサロンではほとんどが「業務委託契約」だからです。
業務委託契約は施術に入らなければ賃金が発生せず、私たちが貰える割合は施術代金の40%~50%に設定されている事が多いです。
1日出勤しても、お客様の施術に入れないときはその日の賃金は発生しませんし、1日に1人、もしくは2人しかお客様の施術ができない、といったことも珍しくありません。
基本的には施術に入れなければ賃金は発生しないので注意しましょう。
※出勤日数や一定の時間拘束など、決まった条件を満たせば最低保証が出たり、インセンティブ制度があるサロンを探しましょう。
※地域差はありますが、集客率が高い、もしくは上手く繁忙期から入ることができれば初月からでも稼げることはあります。
体力仕事である
これはよく聞くことだと思いますが、本当に体力仕事です。
土・日・祝日はお客様が多く、施術が続いて休憩が取れないことがあります。
疲れた状態で仕事をしていると、思わぬミスをしてしまったり、お客様にご迷惑をお掛けすることにも繋がります。
あまり体力に自信がなければ、できる範囲で運動すると徐々に体力がついてきます。
普段から体に疲労を貯めない様に適度に休む、睡眠時間を多くとる、健康的な食事を心がけるなどして、健康に気を付けましょう。
メンタルの強さが必要である
よく例に挙がるのが指名制度です。
セラピストになってすぐは指名を付けることが難しく、私っていつになったら指名がつくのかな?同期はどんどん指名がついてる…、と他人と比べてしまうことがあります。
また指名以外では、今日はお客様の施術に入れてない…今月の収入は大丈夫だろうか?
なんて心配になることもあります。(今でもそうです。)
お客様にしっかりと向き合いニーズに合わせて施術をすれば、あとから指名は少しずつでもついてきますし、1日の売上が悪くても月収でみると、以外と悪くなくて良かったと思うことはよくあります。
収入上がらないよ…はあるかもしれませんが(笑)
嫌な出来事に一喜一憂しては身が持ちません!
私は常に成長し続けているんだ!とポジティブでいましょう。
臨機応変な対応が求められる
どうしても業務中はいつでも予想外なことが起こります。
- お客様の予約が埋まっていて1分でも時間を無駄にできないときに、長電話につかまってしまう。
- 休憩中なのに飛び込みのお客様が来ると必ず対応をしなければならない。
- 他のスタッフがやったミスの後始末を任される。
- 電話対応しているときに急に横から「今か受けれる?」と聞いてきて、「空いてないの?」と返答をせかされる。
臨機応変に対応しなければならないことはいくらでもあります。
どれだけ自分が忙しくてイライラしていてもお客様にご迷惑をかけない、適切で冷静な対応が求められます。
焦ったり、イライラしてしまうことも多いと思いますが、お客様に悟られないように気を付けましょう。
コミュニケーション能力は大事!
これはセラピストにとって重要事項のひとつです!
コミュニケーションが上手くとれずにいると、何か問題が起こったとき、自分が困ったときに誰にも助けてもらえません。
臨機応変に対応することが求められるシーンは多い為、連絡事項や大事なことの共有はスタッフの間でしっかり共有しておきましょう。
たまに、セラピストの中でお客様に施術をすることが仕事だからそこまでコミュニケーションをとらなくても良いと思っている方がいますが、間違いです。
大体どこのサロンでも基本的にはセラピスト1人で受付からお見送りまで対応します。
お客様に喜んでいただけるよう、また利用したいなと思ってもらえるようにしっかりとコミュニケーションをとっていきましょう!
リピートや指名に繋がりますよ♪
セラピストのお仕事の内容は?
皆さんは、「セラピスト」に対してどんなイメージを持っていますか?
セラピストという言葉自体には明確な定義はありませんが、簡単に紹介すると「治療する人」を指します。
セラピストといってもいろいろな種類がありますが、今回は「リラクゼーションセラピスト」のお仕事をご紹介します。
- ボディケア(もみほぐしのお仕事)
- オイルトリートメント(体全体のリンパを流すお仕事)
- リフレクソロジー(手・足のリンパを流すお仕事)
上記3つはセラピストのお仕事の基本なので、習得は必須になると思います。
サロンによってはボディケア専門、アロマ専門、といるかもしれませんが、基本的には提供されているコースは全て技術を習得しなければいけません。
一気に覚えるのは大変なので、一つひとつ着実に覚えていきましょう!
ボディケア (もみほぐしのお仕事)
ボディケアはどのリラクゼーションサロンにもある定番のコースで、かなり体力を使うお仕事です。(○○限定サロンとかでない限り)
基本は20分~で施術を行うことが多いですが、10分~やってくれるところもあります。
コリをほぐしてほしい、というお客様が多いのでとても需要があります。
オイルトリートメント (体全体のリンパを流すお仕事)
エッセンシャルオイルを使って身体全体のリンパを流していき、お客様を心身ともにリラックスさせることがお仕事です。
女性のお客様にとても人気があるコースですが、最近は男性のお客様にも人気があります♪
最近ではアロマトリートメント専門のお店も増えており、高い単価で提供しているところも多くなってきています。
リフレクソロジー (手・足のリンパを流すお仕事)
手の平や足裏など特定の部位(反射区)を手指や道具を使って刺激し、滞った血流やリンパをきちんと流していくお仕事です。
木の棒などの道具を使うサロンもありますが、手指で流していく方が一般的です。
浮腫みやハリ感が気になる方から人気があるコースです。
未経験者のセラピストの本音とは?
それでは早速、セラピスト初心者の本音をご紹介していきたいと思います。
- 力加減が難しい
- お客様への細かな気遣いが大変
- 慣れない施術で体を痛めることが多いからキツイ
- 覚えないといけないことが多すぎて大変
始めて間もないころは覚えることも沢山ありますし、何をどうしていいのかわからないことも多くあるので、慣れるまでは大変です。
お仕事に慣れる期間は個人差はありますが、ある程度慣れてくると要領よくこなすことが出来るので、キツイと感じることも少なくなってきますよ♪
力加減が難しい
押圧をするときは、自分の体重を掛けながら押していくのが基本です。
始めたばかりの頃は、筋肉をきちんととらえることが難しく、指力で筋膜を押してしまう人が多いです。
- 硬い筋肉だと思ってほぐしていた場所が骨だった
- 上手く力加減を効かせることが出来ず、お客様から「もっと強く押して」と言われたり、逆に「痛いから弱めて」といったご指摘を受ける
セラピスト初心者の方はこういったことがよくあるので、必ず最初は悩みます。
誰もが通る道なので、あまり気にせず、しっかり練習していけば上手くなります♪
でも、やっぱり自分でコツをつかむまでは精神的にも体力的にもきついですね(笑)
お客様への細かな気遣いが大変
ボディケア
- こまめな力加減を聞く
- お客様がどこをしっかり施術してほしいのかをしっかり把握する
アロマトリートメント、リフレクソロジー
- なるべくお客様の身体から手を離さなようにする
- 指の動作をゆっくり丁寧に行う
まだ慣れない内は、自分が思っている以上にお客様に気を使いながら施術をすることが、とてもしんどく感じます。
私も新人セラピスト時代は、自分では丁寧にやっているのにもう少しこうして、ああして、と指摘されることがよくありました。
頑張っているのに、周りからはあまり良い評価をもらえなかったのは、一番つらかったですね(笑)
慣れない施術で体を痛めることが多いからキツイ
施術に慣れなうちは大多数の方がどこかしら体を痛めます。
多いのが、拇指、手首、腕、肩、首、腰です。
私が新人セラピストの時は、半年くらいずっと拇指や首肩の付け根がいつも痛かったので、体力的にもきつかったです(>_<)
半年を過ぎると慣れたのか、拇指の痛みを感じることはなくなりましたが、首肩の付け根は今でもきついです(笑)
自分の体にも気を使わないと後々自分がきつくなるので、定期的に体のメンテナンスはやっておきましょう。
覚えないといけないことが多すぎて大変
始めたばかりの頃は、覚えることがたくさんあるので大変です。
- 解剖学や生理学の基礎を覚える
- 手の平、足裏の反射区やその部位を刺激することで得られる効果を覚える
- オペレーションを覚える
- 施術以外の仕事も覚える
だいたいどのサロンでも初心者の方はきちんと研修がありますが、覚えることが多くてついていけずにリタイアする方も多いです。
セラピストは技術職+接客業なので、始めて間もない内はきついのは当たり前だと割り切るのも大切です。
一つひとつこなしていけばしっかりと身についてきますが、慣れなうちはやっぱりきついです。
まとめ
いかがでしたか?
セラピストに転職をして、未経験で働いていた私の本音は「やっぱり最初はキツイことの方が圧倒的に多かったな」です。
お仕事の内容もいろいろ覚えないといけないし、技術も同時進行で覚えないといけなかったので、めちゃくちゃしんどかったのを昨日のことのように覚えています。
しかし働いていくごとに、着実に自分の成長を感じることができる、人の役に立てる、やりがいのあるお仕事です!
将来的に自分のお店を持ちたい、しっかりと技術を身に着けて成長していきたい、と思っている人は向いているお仕事だと思います♪
逆にお給料をしっかりと稼ぐ!という目的でセラピストになると、最初から稼げる人はめったにいないので、注意しましょう。
この記事が皆様の転職にお役に立てれば幸いです。
それでは セラピストの転職で未経験の人の心構えは?内容、本音を教えます! をお届けしました。